ゲンガーとスライムとパラディンズ

思ったことのアウトプットの練習や、日々のことを書くかもしれません。要するに雑記。

かわる、がわる

「右も、左もーーー」

 

驚くべきことに、今このブログは職場から更新している。

 

 

無論そんな暇なんて無い。

与えられた事務作業の時間はおよそ2時間弱だし、店内でのトラブルも尽きない。

店全体で片付けなければいけない事務作業もしこたま残っているし、電話だっていつ鳴るか分からない。もし事務所に誰か入ってきたとき、こんな事をしていれば真っ先に怒号が飛んでくるだろう。

 

およそ1ヶ月前までは。

 

 

始まりは突然、9月15日で転勤になったのだ。

 

全てが変わった。

与えられた事務作業の時間なんて決まってないし、店内でのトラブルはほとんどない。

店全体で片付けなければいけない事務作業なんて少し時間をかければすぐに片付いてしまうし、電話だってたまに忘れ物をしてしまったお客さんからかかってくる程度。事務所にスタッフは入れないし、店の社員は自分だけ。

 

激務で擦り切れていた精神が呆然としたのを今でもはっきり覚えている。

と同時に、「これで同じ給料・・・・・」とおもった。

 

すべてがゆったりしている。私の精神はすっかり落ち着きを取り戻し、なぜか仕事に対するモチベーションまで戻ってきてしまう始末だ。

(業務中にこのブログを書いている辞時点であまり説得力はないが)

 

同じ仕事に行きたくない、でも以前は「何かミスをしていて出勤たら叱責を受けないか」「何か大きいトラブルが起きるんじゃないか」「何か途方もない作業をこなさなければいけないのではないか」といった職場に対する不安であったが、今の行きたくないは「昨日は夜更かししてしまったのでまだ寝ていたい」「もっと遊んでいたい」などといった、自分由来の行きたくないにすっかり変わった。

 

無論、同じ行きたくないだが、ストレスの度合いが違いすぎる点を強調しておこう。

 

極めつけに、(以前から店長はいい人だったが)転勤先の店長もおよそ良い人であった。店舗柄、のんびりしているからなのかもしれないが・・・・・

 

もはや、職場に対する不満はゼロに近いとこまできてしまったのだ。

 

そうなると、転職を強く考えていた気持ちも薄れてくるのは想像に難くない。

転勤自体、不安でいっぱいであったが、ここまで労働環境が変わるのであればこの会社に身を置いておくのも悪くは無い、と今は結論づけた。

 

 

そしてもちろん、生活する土地も変わった。

土地も変われば人も変わる。横暴な自転車の走行や、非常識な車の往来はめったになく、皆落ち着いている。

 

3分も歩けば大型の商店街が存在し、大型の家電以外は全て揃うことがこの3週間で証明された。趣味のゲーセンさえ商店街内に存在する。

5分も歩けば最寄駅に到着し、20分でおよそ都心と呼ばれるところへ足を運べる。

前の住居は徒歩10分以上歩いてようやくコンビニが1件、最寄り駅は徒歩20分、都心まで最低40分、そして駅まで行かないとスーパーは飲食店が存在しない、といった条件だった。

 

この差に驚かされる毎日である。

 

 

転勤によって、仕事もプライベートも全て右肩上がりになったのであった。

 

 

 

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転職ではないはずなのに、転職に成功したような気分です。

あとは唯一、不満らしきものを述べるとしたら長期の休みが取れないといったところでしょうか。

それも今の労働、生活環境を手にした代償だと思えば全然納得のいくレベルまできてしまいました。

 

本当に、人生何が起きるか分かりませんね。

 

それではまた。