ゲンガーとスライムとパラディンズ

思ったことのアウトプットの練習や、日々のことを書くかもしれません。要するに雑記。

お客様目線

仕事柄、こういった言葉を上司に投げかけられることがしばしばある。

しかし、この言葉がどうにも苦手だということが分かった。

もちろん、お客様の視点に立てない訳ではない。ただ私の場合、少々ずれているのである。

自覚しているだけまだマシだとは思いたいが、接客や対人に対しての不満が極端に少ないのだ。何かの不慮の事態(飲食店なら注文の料理がこない、友人に貸した私物が事故で傷んだ、など)なら尚更で、こういった場合、相手に悪意が無い限りはまず怒りというものは湧いてこない。

なので、「お前がお客さんだとしてこんなに待たされたら嫌だろ!?」などという説教は私にはまったくの逆効果で、即答でNoと答えられてしまうのだ。

しかし上司がそんな返答を望んでいるわけもなく、欲しい答えがYesだという事くらいは分かるので即答でYesと答える。望んだ返答を返さないと余計に火に油なのは明白だからだ。

 

人に対して怒らないなんて良いやつじゃないか、と捉えられることもできるかもしれないが実はこの性格も少々厄介だったりする。

というのも、行動に対して自身が不快に思わないがゆえに、しらず相手にとって不愉快な思いをさせてしまうということが起きてしまうリスクがひとよりも高いのだ。

なので予想外の叱咤を受けるとそこで初めて「あ、こういうのは一般的には怒りえるポイントなのだな」と一度地雷を踏まなければならないのだ。

 

実は一度、出先で預かっていた彼氏の財布を無くしたことがある。(その後すぐに思い当たる場所に引き返してなんとか手元に戻った)

その時に大層なお怒りを受けたのは今でも鮮明に覚えていて、申し訳ないと同時にこの人よりズレているという事を自覚した。

この時にもやっぱり「財布なんて大事なものなくされたら誰だって怒るでしょ!?」と言われてしまったのだが、この時頭の中でいくらシミュレーションしても怒るという感情が出てこなかった。そのシミュレーションで頭を覆ったのは一面の「仕方がないよ」という感情と、「キャッシュカードとかの再発行ってどうやるんだろう・・・・?」といった財布の復元方法の思案であったのだ。違った意味で非情である。

 

もちろん怒らないわけではない。悪意を感じる行為(わざと私物を壊す、など)などははっきりと不愉快だし怒るので安心してほしい(?)

 

と言った具合に怒る、不愉快という分野に関して少々かけ離れているような部分があるので最近は「一般的に」を念頭においてアクションをするように心がけている日々である。

この「一般的」も難しいが、ここでは大多数のひとがそう思うであろう、という予測の意味で読み取ってもらえれば幸いだ。

 

 

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簡単にまとめると他人に甘く自分にも甘い、という現状が浮き彫りになりました。

 

 

例えば友人の遅刻、みなさんは気になりますか?

 

 

それではまた。